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短歌と感想ほかまとめ

2019-01-01から1年間の記事一覧

log:201912 短歌

カーテンを抜けて白金の光さす照らされるほどいいものじゃない 失ってしまったひとの歌こそが救いであることの幸いを しあわせであったならいい、わたしの知らないいつかのあなた、祈るよ。 すきなものランキングとか作ったら絶対上位になる歩道橋 痛みどめ…

log:201912 アイドル短歌

20191204 関ジャニ∞ 「友よ」 踏ん張って噛みしめてただひたむきに高らかにいま 歌え、友よ

2019年に行った美術館・ライブほかまとめ

1月アルフォンス・ミュシャ展(小田急百貨店新宿店本館11階催事場)映画 日日是好日 2月快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャーショー 「史上最高のVS!!君はどっちを応援する!?」 2/2,2/9(シアターGロッソ)映画 刀剣乱舞日食なつこ「▲Sin…

log:201911 短歌

祖母の家みたいなにおい思い出はない駅の改札を出て もうなにも考えないでいたい夜さざめきでさえうつくしくなる 自分とは違う温度がこわくって黙ってずっとしがみついてた

log:201910 短歌

白線の内側黄色いブロックに沿って並んだ息がしにくい すきです、と答えればふと胃の浮いてああすきなんだ、と気付くふわふわ 五種類の中から選んでくださいね 光っているの、鳥と、ケーキと いつか行こ、みたいな未来はどのくらい親しくなったら話していい…

log:201910 アイドル短歌

20191005(一部日付不明) 錦戸亮 お星さまみたいなひとだ目をつむっても眼裏を焼く酷なまばゆさ 蛍光の黄色でライン引きながらきみだと思う呪いみたいに 月、バナナ、夏のまぶしい日差しとか全部にきみを思ってしまう

log:201909 アイドル短歌

20190908 関ジャニ∞ 台風が来ているきみを連れ去って遠くへ逃がすための台風 まっさらの顔をしていた不器用でどこまでだってまっすぐなひと はしゃいでたことばかりいま思い出す いつも通りをくれたやさしさ ほほえんでいたねふたりで向き合ってまばたきの度…

log:201908 短歌

ほんとうは黙っていたら変わらずにいられたのにね、ごめんね、すきだ ごめんねと言って塞いだきみの目に映ったぼくが泣いていたこと 困らせるだけだろうってわかっててそれでも告げるぼくでごめんね 「 、」って言いかけたその唇のかたち わかるよ、だけどど…

log:201907 短歌

かみさまを信じていると言い切れず惰性で通う主日礼拝 スカートは折りたい人を騙したい少女を辞めて五年経つのに まぶしいな、って顔して笑う目の緩み きみのなかではいちばん好きだ 食べてってあげたケーキも肉まんもぜんぶふたつに割るのがきみだ 「靴紐は…

log:201906 短歌

許せないことが増えてくきらきらと輝くものを愛せなくって 人型を取れないままに家を出てだらだら歩くはねられるまで キーを打つ指の冷たさWordは白く途絶えて干からびていく (星砂のようだね)打っては消して、点滅、まぶたに焼きついている まるで住む世…

log:201905 短歌

ひんやりと冷えてく手先まっくらな明日以降を愛せなくって こうすればああすればって言われてもそうなれなくてここにいるのに 憧れで大好きなひとだからこそ隣にいると消えたくなった 空回る言葉ばかりが口をつき早く帰って寝たいとおもう わかってはくれな…

log:201904 短歌

ぼくたちの境にきっと膜がありぼんやりするうち跳ね返される なんだってなれると言ってくるひとは大概なにもなれないままで 絡まったそのままいつか解かれる日を待つここはまだ薄曇

log:201904 アイドル短歌

20190415 関ジャニ∞ いちねん、とわざわざ口に出したってあの喪失が埋まるでもない (あ、そうか)いないんだって思うとき未だ自分は過去に置き去り 感傷にまみれて愛すのではなくて今のあなたを誇りたいんだ

log:201903 短歌

行かないでここにいてって祈ってる果てまで飛べるひとよ、おねがい 諦めもやむなし消えてしまっても誰も泣いてはくれないぼくは ここにいて何になるかはわからないまま日に九百の細いため息 目覚めればうっすらとした絶望がおはようと手を振ってわらった シ…

log:201902 短歌

必要とされたいなんて幻想を後生大事に抱えているな 自分だけ愛されたいと思ってるずるい自分を知っているのに 特別と言ってほしくてたまらない/お前ごときがいて何になる ぺちゃんこになっても息は続いててそれがいいかはわからないけど ‪欲しがってみせる…

log:201902 アイドル短歌

20190228 渋谷すばる 突然に鳴り出す電話起きてたと尋ねる声に泣くような夜 応答せよ、応答せよと繰り返しここまできたよ ずっと待ってた 名を呼べばすぐにざわめく全身に一番星は変わらず光る

log:201901 短歌

踏み荒らしぐちゃぐちゃにしていいなんて誰が許した百字で述べよ めちゃくちゃになってしまえと願うほど裾のほつれが気になってゆく いつまでも鳴らない風呂の給湯を待ちつつ膝を抱えて眠る さみしいかどうかはわたしが決めるから勝手に値踏みして哀れむな …

log:201901 アイドル短歌

20190107 関ジャニ∞ ここにいるそれがすべてと知っている踏ん張って立つ影を見ている おだやかな光さす日であったねと思い出すとき息がしにくい 生きろって確かに言ってくれたこと忘れないから忘れないでね 20190113 関ジャニ∞ 丸山隆平 残酷なことをきみに…