アイドル短歌
0303 アイドル短歌ワンドロ「ライブ」 ぐしゃぐしゃに潰れた肺が砕かれた背骨が息を吹き返してく ここに来るだけの己でいられたか またここに来る覚悟はあるか 明滅をこの手で変えていくようにわたしの舵はわたしがとれる 生きていく理由をきみに託さない 今…
0203 関ジャニ∞ 考えるよりも早くに動く手であなたの振りをゆっくりなぞる じゃあまたねここで会おうねきみたちの前ではきっと嘘はつかない 苦笑いするほかなくて黙ってた日にもあなたの曲を聴いてた 永遠は恐らくなくて だけどもし見つかったならきみにあげ…
短歌からイメージして短文を書く、という試みを、X(旧Twitter)でやってみました。 元はというと、昨さんとのいちごつみにある2首からお話を思いついて書いてみたこと(下記01)がきっかけです。 詳細は省きますが、わたしは元々お話を書いている人間なので…
2023年11・12月に、3名の方と「相互題詠」をしました。 その記録及び自作解説をしたいと思います。 はじめに、これは相互題詠に限ったことではありませんが、解説とは言いつつも、そう読まなければいけないという訳ではありません。もちろん、違った解釈をし…
0101 何度でも巡り合うだろう(怖くない)いくらも前に振られた右手 過去はもうないし未来はまだなくて現在地だけ確かめていく 願うより先に叶うよ、叶えるよ 降りそそぐのはいつもひかりだ 0108 末澤誠也(PRIDE) その辺に放っておかれた額縁の埃を払え 錆…
#自選10短歌集2023 に参加しました。 フォント・文字色はどちらもお任せにしています。文字色の「バーントシェンナ」は「焦がれてる色なイメージ」とのことで、昨年までとはまた違った面にフォーカスしていただいたように感じてうれしかった。主催の鷹野さん…
1206 Snow Man 深澤辰哉 CYAN MAN 2024.02 前髪をくしゃくしゃにする、適当に ぜんぶわかっているひとの手で ゆっくりと伏せては開くまばたきとあなたが言えばそうなんだろう ただすこしおどけてみせるだけのこと 胸が詰まって泣きそうだった くちびるに触れ…
2023年11月26日に、ネットプリント「あなた」を発行しました。 今回、そのPDF版を公開します。 drive.google.com このネプリは、関ジャニ∞丸山隆平さん40歳のお誕生日にあてて作成したものです。 今年は5月にも、Snow Man深澤辰哉さん31歳のお誕生日にあてた…
Twitter(X)にて「#読む短歌」というスペースを計4回開いていました。 きっかけは、自分のスペースで、過去発行したネプリ「そのひと」を音読したこと。 ゆるっとした音読と解説の録音はこちら↓ https://twitter.com/i/spaces/1RDGllBRNDkGL 普段はもっぱら…
自担が掲載された雑誌(表紙や誌面、写真及び内容)からアイドル短歌を作ることが多々あります。 元を辿れば、Twitter(X)で度々拝見するファンアート。絵描きさんたちが雑誌の写真を元にしたイラストを描かれるのを、ずっとうらやましいなあと思っていまし…
お題の詰め合わせを作りました。 基本的には、報告不要でご自由にお使いいただけます。 かんたんな使いかたの説明と、念のための禁止事項について、こちらにまとめておきます。 お題の詰め合わせ「にせのほし題詠」 使いかた(参考) 利用報告・配布元表記に…
1105 Snow Man 渡辺翔太 お誕生日おめでとうございます! この喉はいっとう出来のいい楽器きっとお前が鳴らせと歌は 1118 解体シンメ短歌 配役はふたり、台詞はおまかせで。別れさえすりゃ湿度は問わない 永遠に忘れらんなくなるんなら俺を許してくんなくて…
短歌アンソロジー「アイドルが好き」について。 アイドル短歌アンソロWEB版はこちらから↓ 以前書いたテーマ短歌への感想はこちらの記事から↓ 上記記事でも軽くふれたのですが、わたしはこちらのアンソロに ・テーマ短歌「アイドル」への投稿 ・エッセイ寄稿 …
1002 「恋だった」で始まる短歌 恋だったとかってふざけて言いながらいやほんとにと思う ほんとに 恋だった・恋じゃなかった 信じたい方を選んで丸をつけてよ 恋だった、たとえ誰もが笑っても確かにきみは恋だったんだ 1004 10/4 丸の大切な日 もう平気、い…
短歌アンソロジー「アイドルが好き」について。 ★ WEB版はこちらのnoteから! まず、わたしはこちらのアンソロに、 ・テーマ短歌「アイドル」への投稿 ・エッセイ寄稿 ・アンケート回答 以上3項目で参加しました。 このうち、アンケート回答以外のふたつ ・…
0905 ほほえみデート あの夏を、強く祈ったあの夏を、おそらくきみは忘れたろうね 特別と呼んでたかった 一番になれないふたりであったばかりに ぬるまったビールはいつかとおんなじで、だから嫌いだ、なんて感傷 捨ててればいいのにどうせ残してる、なんて…
0808 結句「きみはアイドル」及び 「アイドル」部分に単語をあてるなら あのときのまたたきとして焼きついたどう足掻いてもきみは、(告白) デビュー発表日 あの夏に両手で強く抱いたのはおれかもしれなかったすべての 何よりも深くで受けた幾万の声の震え…
0705 SnowMan 佐久間大介 お誕生日おめでとうございます! 人前が得意じゃなかったタイプでも必ず空を飛べるってこと 0719 お見通しみたいな顔で嘘ついてあんまりずっとやさしすぎるよ 0731 Snow Man 向井康二 バァフアウト! 2023年9月号 表紙 夕暮れはおし…
2023年5月7日に、ネットプリント「そのひと」を発行しました。 今回、そのPDF版を公開します。 drive.google.com 「そのひと」は、2020〜2023年春までに作っていたあるひとについてのアイドル短歌をまとめたものでした。 あるひと、もう少し明確に言うと、わ…
0604 印象(slow.../W/Bass Bon) 薄曇 鏡の奥で振り向いた男はおれの顔をしていない 痛いってこういうこと、と聞いてみる 電気が走るときに似てるね 思考する機械はいずれ葦になる、あなたの息を吹きかけられて マッチング きみに次、いつ会えますかと聞…
0501 滝沢歌舞伎ZERO FINAL 0430昼LV シネコンを出れば辺りはぬるい雨泣けないでいる誰かの代わり 全身をひたした深い水底が塩からかったかは忘れたな はらはらときみが溢していったのはいつかの桜それだけだった 0503 Snow Man ラウール 入所8周年 インスタ…
Snow Manひとりひとりのお誕生日にあてたアイドル短歌は、年度ごとにテーマを決めて作っています。 2022年度は下記のテーマとしていました。(深澤さんは10日前からカウントダウンをしていたため別枠) ・1、3首目はその人に関する印象、好きなところから作…
0408 滝沢歌舞伎ZERO FINAL 初日 (1首目のみ新) 夜までの風も桜は散らせずにこれよりぼくら花のひとひら 不可能とざわめく声があったって 立つべき場所は、やまない雨は 定時すぎ幕は上がっていることを思い描いて背筋を伸ばす 0414 Snow Man 深澤辰哉・目…
0302 Snow Man 深澤辰哉 ESSE 4月号 魚にも蝶にもなれる指先をあなたは何てことなく揺らす 花の名は知らないままのディフューザーそんなくらいの息のしやすさ ひらかない窓のそばでも頬骨に冬の日差しは染み込んでくる 0316 Snow Man「タペストリー/W」シリ…
0204 Snow Man 岩本照・向井康二(インスタライブ) 好きそうなものも思わず笑っちゃうことも一緒にいるとすぐに気づくね どこででも顔が浮かんでどこででも元気でいてって願うきみには 雨、降るかな 降んないといいな おひさまの気配をまとう人を見ている 0…
0107 Snow Man 深澤辰哉・阿部亮平(運ダーランド) お揃いの名前があって沈めない僕らは冬を図太く越える 薄暗い雲の中でも行先は案外ずっと光ってみえる 一番に選べなかった銃だって祝砲を撃つことはできるよ 0111 触れそうで触れない距離で立ち止まること…
#自選10短歌集2022に参加しました。 2021年に引き続き参加できてよかったです。作ることは継続して出来ていますが、振り返る機会はなかなかないので。 文字色とフォントはどちらもお任せにしました。前回もお任せにして、とても嬉しく楽しかったため。 前回…
20221210 アイドル短歌25のお題「神様」 神様になれなくってさせいぜいが痛みに鈍くなったくらいだ きみにだけいつも都合のいいものでありたかったと神様は言う 神様に手を出したなら地獄への切符が届く 連れて行ってよ 20221220 Snow Man 深澤辰哉 12/19 CD…
20221102 とっときの素材で出来てるきみのこと内緒でつつく こわしたくない たからものっぽいね、きらきらして見える ぽいんじゃなくて、ずっとほんとで 似合う色きっと違っているぼくら 好きな服着てどこへ行こうね 20221103 傷みかけあたりがいちばんうま…
20221001 Snow Man 岩本照・宮舘涼太 入所日 おおげさな花火や太鼓より耳にうれしく残る音のあること くす玉にありったけ詰めた花びらと星のかけらが今降りそそぐ 20221004 天使の日 ほぼ天使、宙に浮いても両の手を何度も繋ぎ直して暮らす 神さまの似姿とい…