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短歌と感想ほかまとめ

楽曲歌会・楽曲短歌 感想の書き方

令和8年8月8日をお祝いする気持ちを込めて、SUPER EIGHTの楽曲と短歌を楽しむ #EIGHT楽曲歌会を開催しています。
こちらの企画は2026/8/21現在、投稿いただいた短歌を公開&感想を募集中です。
詠草は下記リンクからお読みいただけます。

hashi-716.hatenablog.com



短歌を投稿されていない方でも、感想だけでも企画にご参加いただけます!
1首からお気軽に感想をお寄せいただけますと嬉しいです。
……が、正直感想って、どうやって書いたらいいかわからない…という方も多いのでは?と思います。
そこで、あくまでわたしの個人的な方法ではありますが、こんな風に書いてるよ~というものをまとめてみました。
もちろんこうやって書かなければならない、ということはありませんので、あくまで参考としてお読みいただければと思います!



感想の書き方……といっても、難しいことはなくて、基本的には感じたことを書けばよいと思っています(相手に対して失礼な表現になっていないか、誤解を招くような書き方ではないか、ということはもちろん考えますが、ベースはあくまで素直に)。
極端な話、「この短歌が好きです」「ときめきました」「何だかよく分からないけど、いいと思った」……これだけでも充分感想のひとつです。それを伝えるのと伝えないのとでは大きく違ってくるので、ぜひ一言でも送ってみてください!

ただ、あともう一歩踏み込んで書けたらいいな…と思ったり、上述した「何だかよく分からない」部分を掘り下げたいと感じたりしたときに、わたしはこうしているよ、ということを書いてみます。
ちなみに、これは楽曲歌会・楽曲短歌について感想を書く場合の話になります。その点ご了承ください。


まずは、短歌からアプローチする方法。
曲を知っていても知らなくても出来る方法です。あくまでスタートは短歌そのもの。

 1. なんか好きだな!気になるな!という短歌を見つける
 2. 特に好き/気になる部分を抜き出す
 3. 1の、なんか、の部分をよくよく観察する
  (きらきらしてる/うれしくなる/切なくなる/ここの表現がいいと思った…etc)
 4. 曲を聴いてからもう一度短歌を読む
 5. 曲にしっくり来る/意外だったなど、受けた印象を書く

まず、歌会の詠草をゆっくり読んでみます。その中で、特に自分がなんか好きだな、気になるな、と思った短歌をピックアップしましょう。
そうしたら、短歌の中でも特に好きだったり気になったりする部分を抜き出してみます。単語でも、フレーズでもよいと思います。
抜き出した部分について、「なんか」好きだな、気になるな、と思った理由をよくよく考えてみます。きらきらしてる/うれしくなる/切なくなる/ここの表現がいいと思った…などなど。
ここまででも充分感想っぽくなってくるかと思います。

さらに詳しく書くとしたら、今度は、短歌の元になっている楽曲にもふれてみましょう。
楽曲を聴いてからもう一度短歌を読んでみて、どう感じたでしょうか。曲にしっくり来るな、と思ったり、反対に、意外だなあとびっくりしたり……感じたことを書き加えてみるとよいかと思います。
楽曲短歌の楽しみのひとつに、知っている/知らなかった楽曲に触れられる、という点もあります。
企画者としては、短歌をきっかけにして、楽曲に触れてみてもらえたら、とっても嬉しいです。


続いて、楽曲からアプローチする方法。
以下、楽曲を知っている場合を想定して書いています。

 1. 自分の好きな曲/知っている曲について詠まれた短歌を読む
 2. 見えてきた情景や心情、自分がどう読んだか書く
  (ここで、間違ってるかも…とかは気にしない。あくまで自由に)
 3. 曲に対する自分の解釈と同じ/違う部分について書く
  (よくわかるとか、新しく発見があったとか)
 4. 短歌から思い出したこと、曲にまつわる記憶、コンサートの思い出などを書く

楽曲歌会の詠草には、短歌に沿えて、着想元となった楽曲名が記載されています。その楽曲の中に、自分の好きな曲や知っている曲がないか、探してみましょう。
その曲から詠まれた短歌を読んで、見えてきた情景や心情はあるでしょうか。間違ってるかも…と気にすることはなく、あくまで自由に考えてみます。
そうして短歌から受けた印象は、曲に対する自分の解釈と重なっているでしょうか。似ているな、という場合もあれば、ちょっと違っているかも、という場合もあると思います。どちらの場合も、感じたことを書くだけで、感想に繋がっていきます。「めちゃくちゃわかります!」でもOK。「新しい見方が加わりました」ももちろんOKです。

また、楽曲を知っている場合には、曲にまつわる記憶、たとえばコンサートの思い出などもあるかと思います。
短歌を読んで、そういった記憶を思い出したなら、それを書いてみてもいいかもしれません。
自分語りになってしまうかも……と気にすることはまったくありません! 楽曲にふれ、その思い出を共有し合うことも、楽曲歌会の楽しみかと思います。



拙いながら、楽曲歌会・楽曲短歌について感想を書くなら……ということをまとめてみました。
あれこれ書きましたが、短くても、抽象的でも、何か作品を見て感じたことは、そのまま感想になります。途中でも書いた通り、「この短歌が好きです」「ときめきました」「何だかよく分からないけど、いいと思った」……これだけでも充分、作者の方には届きます。
楽曲歌会では、最後に作者名の発表と、感想の公開(こちらは匿名です)を行う予定です。皆さんの感想を読むのも歌会の楽しみのひとつとなりますので、ぜひぜひお気軽に、感想をお送りいただければ嬉しいです!

感想投稿は8/31(月)まで。投稿用フォームはこちら↓
docs.google.com

#EIGHT楽曲歌会 短歌発表

令和8年8月8日をお祝いする気持ちを込めて、SUPER EIGHTの楽曲と短歌を楽しむ #EIGHT楽曲歌会を開催しています。


企画概要



EIGHT楽曲歌会 詠草

7/31(金)までに短歌投稿いただいた皆さま、ありがとうございました!
詠草は下記となります。

‼️作者の方はどの短歌を詠んだかまだ秘密にして下さいますようお願いします






感想募集 8/31(月)まで

投稿された短歌について、感想を募集します!
下記の感想フォームからお寄せください。

短歌を投稿された方については、1首でも構いませんので、必ず感想をお送りいただきますよう、お願いいたします。

また、短歌を投稿されていない方も、感想だけのご参加も大歓迎です♪
各種SNSにてタグ「#EIGHT楽曲歌会」を付けてポストしていただいても嬉しいです!




EIGHT楽曲歌会 詠草(テキスト版)


寝過ごしたり眠れなかったりするあいま見た空の色見た夢の色
(BOY)

人生は旅の途中で 幸せは泣いて笑って怒ってもいい
(CIRCLE)

「泣いてんの?」そういうことは気づくんだワサビおろしたせいだよ多分
(WASABI)

チョコスプレー降ってるみたいな土砂降りで 明日の天気きみに聞きたい
(アイスクリーム)

僕たちに降る花吹雪忘れないアルバムに綴じ進む三叉路
(蒼写真)

たすけても言えないときに聴いていたあなたの声は星 遠くても
(生きてる僕ら)

地上でも僕は僕のまま息をする なあ流れ星ずっと見ててよ
(応答セヨ)

流れてくいや落ちていく星の下 掴んだ腕が運命のよう
(オオカミと彗星)

本当は交わるはずのない僕らだけが見つけた道を結ぼう
(クジラとペンギン)

頬を切る風は未来へ続いてる夢を手にして行こうこのまま
(群青の風)

好きな服着たらいいのよ どんな日も自分に胸を張って生きてけ
(月曜から御めかし)

手放しで泣いてた夏のはじまりを嫌いになんてなれなかったよ
(ここに)

追いつかぬ言葉に抗えさらけ出せ答えはきっとその先にある
(赤裸々)

眩しくてそれでも進む遠くなる背中へ声を限りに叫ぶ
(友よ)

思い出が溶けていかずに困っても 特別なきみ ごめん今でも
(マイナス100度の恋)

ピーチクと祭囃子に唄も乗せそこのけ旅の一座が踊る
(前向きスクリーム!)

重なった僕らの道はカラフルに 瞼の裏に広がる宇宙
(モノグラム)

きみを救うために生まれた俺たちの名前を呼んで!飛んでいくから!
(レスキューレスキュー)

手を繋ぐ 36.5℃(さんじゅうろくどごぶ)の恋 手のひらの差で気付き始めて
(ロイヤルミルクストーリー)

君にならずっと酔っていたっていい安全バーから離れた両手
(ローリング・コースター)

log:202607 短歌

0727

わたしじゃない人と遊んでいる人のポストを軽くスクロールする
さみしいと打ったら予測変換に出てくる顔はさみしくなさそう
そういえば、って何気なく語られる知人のわたしは知らない話
スピッツの何かの曲のフレーズにぽっかりとしてこれがさみしさ
寂しいも淋しいも違う気がしてて そう言ったってわかられなくて




0725

くたびれて寝そべるだけの夜だってきみの歌なら聴いていられる
ふざけてるように見えてもほんとにはあったかくって泣けてくるんだ



0721

まだ明るい コンビニネットプリントのプリンの部分揺らして帰る



0720
題詠ったー「爪」「庭」

凡ミスのときもきらきらしてる爪 隠すみたいにぎゅっと握って
庭にあるホースで水をまくごとに色の濃くなる真夏のみどり



0718
映画「ラブ≠コメディ」

眩しさに目が慣れたって 大丈夫 何回だって思い出せるよ
役柄のひとつだろうと人間でだからか胸がきちんと痛い
この恋はフィクションです(か?)大声でカットがかかる一瞬が好き
寝て起きて食べて走って仕事してエンタメやって、まだ腐んなよ、
人生って案外ラブとコメディで出来てるのかも なんてね またね




0711
#めちゃくちゃな政治に抗議0710

どれくらい小さくってもわたしたち土足で踏みにじられてたまるか
配信の画面越しでもままならない体へコールを響かせている
ひとりにはひとりの分の声がありなかったことになんてならない




0710
映画「スター・ウォーズ マンダロリアン・アンド・グローグー」

ずっとにはいられないって分かってて大丈夫って頷く、いつも



0709
ネプリおりぼん「水」

水曜になれば会えるという魔法 凹んだとこに息を吹き込む


「今日はどこに」

今週も会えますように祈りつつ七時間際にテレビをつける
きみの色した菜の花へ水をやる姿はどこか浮き立つみたい
春の日のひだまりだった沢山のポーズをとってみせてくれてた
カメラには映らなそうな場所にいてきみはそれでもにこにこしてる
まっさきに黄色を探す癖がつきどれだけ遠くても見つけるよ
きみのこと考えながらカラフルな花の刺繍がある服を着る
水曜になれば会えるという魔法 凹んだとこに息を吹き込む



0708

来年もまた会おうねと言う人と言われる人と祈るみたいに



0704

偉そうなことばっか言うおまえこそ女の腹から生まれておいて
皺くちゃな手などいらないあの人のわたしの進む道を塞ぐな
おじいちゃん、いつでも今が世の中で一番新しいの知ってた?
これからのことはこれから生きていく僕らが決める 下がっておいて




0702
エナメルガチャ「夜が更ける前のまばたき」

慎重にあなたが鳴らすドアベルの祝福めいて聞こえる夜だ
手に取った陶器があんまり軽くって落としてしまう夢ばかり見る
あ、い、し、て、る、って一音ずつ口にしたなら脆く崩れていった
間違えたことだけちゃんと分かっててびしょ濡れのまま畳めない傘
触ったら泥がつくから 雨のあと、アスファルトには白い花びら

log:202607 アイドル短歌

0729
アイドル短歌題詠「王子様」または「嘘」

格好がつかなくってもいちばんに格好いいの きみは王子様
休みの日?特に予定はありません(嘘ですきみに会いに行きます)
きみのことどこぞの国の王子様だって思った 嘘じゃなくって




0715
下の句「流れ星にはきみが乗ってる」

一緒なら何回だって唱えるよ流れ星にはきみが乗ってる



0714
Snow Man「グッタイム」

くたくたで何にも上手くいかなくてそれでもきみはきみのまんまで
凹んじゃうような日だって大丈夫ぼくがおっきな花丸あげる



0705
Snow Man 佐久間大介さん
お誕生日おめでとうございます!

息をのむ一瞬すらも惜しい人 ほころぶようにあなたは踊る
涙さえあなたを彩るものになる髪にふわりとさしたハマナス

log:202606 短歌

0629
題詠ったー「町」もしくは「君」→「町」

街よりは町ってほうが似合うまち安いアイスを食べながら行く
駅までの道にひとりもいなくって終わりみたいな日曜の昼
まだ行ったことない場所を確かめるGoogleマップを指でなぞった



0614
エナメルガチャ「えいえんは満ちないからうつくしいのか」

振り返るときはいつでもうつくしく光って見えるなんて嘘だよ
好きだったことだけずっと覚えてていつのライブかわかんないんだ
DVD・ブルーレイにはきみがいていつか壊れるまでのえいえん
いないっていつになったら思わなくなるんだろうね ずっと慣れない
いつまでも乾かないまま置いているわたしの傷はわたしのものだ




0613

もうちょっと観たいくらいで流れ出す主題歌のことずっと好きだな
さみしい、は、そういやこんなだったっけ エンドロールを最後まで見る
ばかでかい声でめでたしめでたしを唱えてハッピーエンドにしよう
まっすぐに帰っちゃうのも惜しくってフードコートをゆっくり抜けた




0606
#国が悪の組織でつらい

ファミレスで豪遊したい気に入った服で自由に本を読みたい
こっそりとひとりの秘密にしときたいことは心のうちに置きたい
さわっても大丈夫ってお互いが思えた人と手を繋ぎたい
言うことも言わないことも誰からも決められないで好きに決めたい
何にでもなれるしどこにでも行ける百年先も思えていたい
誰からも傷つけられず傷つけずわたしはわたしのままで生きたい

log:202606 アイドル短歌

0627
Snow Man ラウールさん
お誕生日おめでとうございます!

襟元を正した 白いワイシャツに(この魂に)汚れなどない
凛としたアガパンサスを手に持ってきみが真っ直ぐ歩くランウェイ




0626
アイドル短歌題詠「ドライブ」または「ふたり」→「ふたり」

真ん中に立つのはふたり 分かつのはマイクケーブルただひとつだけ

ふたりっていうよりひとり話さずに通じてしまうことばっかりで
ひとりってこんなかんじか 気づくのはどっちかいなくなってはじめて
まばたきと息の深さと、それくらい 考えてたこと言ってやろうか
もしおれが虎になったらそのときはお前がちゃんと終わらせてくれ
そうしろと言うなら(間違いない、はずだ)最後の最後までいてやるよ
目が合えばそれでおしまい 少しだけでかい帽子を目深にかぶる




0621
Snow Man 向井康二さん
お誕生日おめでとうございます!

きみも見ていたらいいって思う月 指でカメラのかたちを作る
街を行くあなたがシルクジャスミンの香りをまとう明るい夕べ




0620
アイドル短歌題詠「ナイフ」または「ときめき」→「ナイフ」

チケットの発送通知、不在票、簡易書留、やっと会えるね
丁寧にカッターナイフを動かして静かにひらく青い封筒
はじめての会場はじめての座席はじめましてを今日のあなたに




0620
Aぇ! group「PRIDE」

この喉が潰れたとしてまた僕は歌うんだってもう分かってる
まぶしさに目をつぶっても刺すほどの光は君を照らし続ける




0614
「落雷の」から始まる短歌

落雷の眩しさだけを覚えてる あなたを好きになったのは夏



0605
きみがすき短歌

歌割りがわかんないまま聴いててもきみのところに引っ張られてく
ありったけフリルとパーツを貼りつけて重たくなんてなりたくなくて
もうあるし何ならもっかい届くのにレジに持ってくあなたの表紙
おまじないみたいにくるくる回してる歌がふつうに好きでうれしい
手紙には書けないくせにうちわには書けててごめん きみが好きだよ

楽曲短歌と楽曲歌会のこと

現在 #EIGHT楽曲歌会 を企画しています。
おひとり3首まで投稿できる楽曲短歌は2026/7/31(金)まで募集中!
詳しくは下記の記事をご参照ください。




ところで、楽曲短歌ってどういうものをいうの? 楽曲歌会ってなに? と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回企画を主催するにあたって、わたしはこう考えているよ、ということを書いてみようと思います。
もちろん正解があるものではありませんし、人によって考え方・捉え方も少しずつ違うとは思います。
ひとつの参考としてお読みいただければうれしいです。



楽曲短歌って?

はじめに

誰か何か(たとえばアイドルのグループ)を応援する気持ち、好きだと思う気持ち、これまでに接して抱いた感情、楽しかった/切なかった思い出を、ひとりじゃなく、そのものを好きな人たちと共有したい。
そう思ったとき、たとえば会話や、SNSでの発信という手段が浮かぶと思います。ブログを書くこともあるかもしれません。
わたしはそのほかに、「短歌をつくる」ということも、選択肢のひとつに挙がります。
自分の思い出や感情を短歌のかたちにするということは、わたしにとって割と身近なことで……その派生として、なにか誰かを思う感情や日々を短歌として詠む、ということも、これまでに多々ありました。
(わたしの場合、普段よく見ている/推しているものがアイドルなため、 #アイドル短歌 というタグでSNSに投稿することが多いです)
そのほかにも、何か作品を見て、その感想や、作品から感じたもの、印象、想像などを短歌のかたちにすることもあります。
前置きが長くなりましたが、まとめると、
 自分の感情や経験についてだけではなく、ほかの何か(人、もの、作品など)について短歌を詠むことがある
ということを前提として、この先を読んでいただければと思います。

楽曲について短歌を詠む

前項で書いたとおり、何かの作品について短歌を詠むことがあり、わたしは楽曲短歌をそのうちのひとつと捉えています。
ある楽曲をもと(モチーフ、着想元)にした短歌、と言ったらよいでしょうか。
ある楽曲から受けた印象や、考えたこと、思い浮かべたことなどを短歌のかたちにする。
楽曲短歌を詠むにあたって、こうしなければならない、ということはありませんが、わたしが特に大切にしているのは、下記のふたつです。
 ・楽曲に寄りかかりすぎない
 ・自分の言葉を使う


楽曲に寄りかかりすぎない

楽曲は、それそのものが創作物・著作物であり、著作権があります。そのため、どんなにその楽曲が素敵で、いいなと思っても、そこにある言葉(単語やフレーズ)をそのまま使うことは、著作権の侵害になりえます。
また、楽曲のことをよりよく表現したいと思うあまり、その内容をほとんどトレースした場合も、同じく著作権にふれるかと思います。
楽曲の歌詞にも言葉があり、短歌にも言葉があるので、どうしても単語やフレーズが重なるところはあると思います。たとえば、歌詞に含まれる単語をまったく使わないのは難しいかもしれません。
それでも、
 ・歌詞の過度な借用は避ける
 ・歌詞に含まれる単語をばらし、再構築するのは避ける
 ・歌詞をなぞっただけ、言い換えただけのものにはしない

ということは頭の片隅に置いておけるのではないかな、と思います。

自分の言葉を使う

ここまで読んで、難しいなあと思われた方もいるかもしれません。それじゃあ結局どんな風に詠んだらいいの、とも感じられたかもしれない。
重ねてにはなりますが、詠み方に正解はありません。なので、こうするといいよ、とはっきり言い切れはしないのですが、わたしなりに心掛けていることを書いてみます。
わたしが楽曲短歌を詠むときにしていることは、
 ①楽曲から受けた印象を自分の言葉で表現する
 ②楽曲を聴いていたときの、自分の感情や思い出を元にする
 ③楽曲のMVやTV番組でのパフォーマンスなどから受けた印象を自分の言葉で表現する
 ④楽曲から想像した情景や台詞などから膨らませる

こんなかんじです。
①〜④に共通するのは、自分の言葉を使う、という点です。
まず①②は、はっきりと「自分」を軸にしていることが分かります。自分の受けた印象を表現する。自分の感情や思い出を言葉にする。これだけでも、楽曲そのものからは少し距離がとれるのではないかな、と思います。
③は①②とも重なりますが、楽曲そのものだけではなく、MVなどの印象まで詠む対象を広げています。そうすると自然に、表現する・したいものの幅も広がってくるかと思います。また、たとえばMVが公開されたときのことや、繰り返しその映像を観たことなど、自分の思い出にも詠む範囲は広げられるかもしれません。
④は比較的楽曲によったものかとは思いますが、楽曲そのものを詠むというより、そこからさらに想像を膨らませていっています。そのため、楽曲そのままをなぞるということにはなりにくいかと思います。

楽曲短歌の一例

ここまであれこれ書いてきましたが、基本的には自由に詠んでみるのがいいかなと思います。
ただ、楽曲短歌をはじめて考える・はじめて詠むという方にとって、少しでもヒントや取っ掛かりになれれば、ということで、楽曲短歌の一例を。
例としてわたしのものを引きましたが、Xで「#アイドル短歌」などで検索すると、楽曲短歌もいろいろ出てきます。また、後述する楽曲歌会のタグで検索してみるのもよいと思います。

短歌の一例(着想した曲:グループ名/曲名)
胸を張る通勤途上わたしでもこのひとみたく咲いたっていい(NEWS/トップガン)
僕たちはひとりとひとりでしかなく隣の人をふと慈しむ(SUPER EIGHT/ロイヤルミルクストーリー)
手のひらを互いの耳に押し当てて 潮騒 ねえ今なんて言ったの(Hey!Say!JUMP/群青ランナウェイ)
冷や飯をあたためるとき口ずさむ歌がわたしをあたためている(WEST./PARA! PARA! チャ〜ハン)
きらきらのスポットライト浴びている気分で一歩踏み出してみる(Aぇ! group/Fashion Killa♡)


楽曲歌会って?

そもそも歌会とは?

軽く調べてみると、
 人々が集まって、互いに詠んだ和歌を発表し批評し合う会。かかい。歌の会。
 (参照:デジタル大辞泉 2026/6/23閲覧)
 歌会(ウタカイ)とは? 意味や使い方 - コトバンク

……とありました。
これをわたしは「何人かで集まって、短歌を作り、感想を交わし合うもの」というふうに捉えました。
では「楽曲歌会」とはなにかというと、
短歌の中でも、特に楽曲短歌を取り扱う歌会
とわたしは考えています。(そのまんまではありますが……)

なぜ楽曲歌会なのか

誰か何か(たとえばアイドルのグループ)を応援する気持ち、好きだと思う気持ち、これまでに接して抱いた感情、楽しかった/切なかった思い出を、ひとりじゃなく、そのものを好きな人たちと共有したい。
と、「楽曲短歌」の項で書きました。
今回EIGHT楽曲歌会を企画したのも、そうした思いがあったからです。
そして、わたしのなかには「短歌」という手段があった。同じように短歌を詠む人、もしくははじめてだけど詠んでみたいと思う人と歌会ができたら楽しいのじゃないか。
ではなぜ、楽曲短歌に限定するのだろう? と思ったときに
 ・特にサブスクがあるものなら、楽曲を知っている人にも知らない人にもアクセスしてもらえる
 ・テーマがないとあまりにも広がってしまい、とっかかりにくいかも? 楽曲というテーマがあるともしかしたらふれやすくなるかも…

ということが頭の中にありました。
前者については、そのグループを応援する上でも、まだよく知らない人にもふれてもらえる機会になるかも? という思いがあります。
後者については、企画に少しでも参加しやすくなれば、という考えによるものです。

歌会の形式について

対面やWEB会議形式などで行う歌会もありますが、今回インターネット上で歌会を行うにあたり、
 1. Googleフォームにて短歌を投稿する
 2. 作者名を伏せて短歌が公開される
 3. 短歌を読んで感想を投稿する
 4. 作者名と感想が公開される

という流れをとることにしました。
この方法は、これまでに開催されてきた楽曲歌会をかなり参考にさせていただいています。

楽曲歌会の魅力

楽曲歌会は、これまでにも何度も開催されています。
(#NEWS楽曲歌会 や #JUMP楽曲歌会 、#WEST.楽曲歌会 、 #Aぇ楽曲歌会 などなど……)
Xにてタグ検索していただくと過去の開催の様子がわかるかと思います。
わたし自身、いくつか参加させていただき、
 ・知っている曲はより深く聴き込む/新たな感じ方に気がつく
 ・知らなかった曲には新しく出会える

というところに魅力を感じました。
また、ただ短歌を詠むだけではなく、他の方の短歌を読むことや感想を書くことも、それをきっかけにして楽曲を聴き直す/新しく聴くことに繋がって楽しいです。
他の方の短歌にもふれることで、シンプルに刺激を受けますし、楽曲にまつわる他の人の感情や思い出も知ることができて、より一層その楽曲の魅力を感じられるなあと思います。



いざ書き始めるとなんだか長くなりました。
小難しく感じられたらすみませんが、はじめて楽曲短歌や楽曲歌会にふれるという方に、少しでもイメージが伝わっていたらうれしいです。

EIGHT楽曲歌会は絶賛開催中(2026/6/24現在)。
短歌はひとり3首まで投稿できます。2026/7/31(金)まで募集中!
短歌を詠む方も、これから詠んでみようと思っている方も、少しでもご興味がございましたら、ぜひぜひご参加ください!