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短歌と感想ほかまとめ

雑記:滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie

滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie」を観た後わりとすぐに書いた勢いしかない雑感です(12/4、12/6の2回鑑賞した時点で書いたものに若干追記)

主観と視点の偏りがすごいのでいろいろご了承ください

 

滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie

https://movies.shochiku.co.jp/takizawakabuki-zero-movie/

 

 


マナー動画(主に1週目)

・たきざわかぶき・ぜろ♪の音程どこかで聴いた気がするんだけど思い出せない

・金さん銀さんほんとツボだな………

・かわいすぎる黒影組 なんでそんな密???

徳俵さんとあべぞうペア、案外馴染んでいる あべぞう猫なんだよね?たまに犬と混同するけど

・たのしまなきゃだめ!の全員めちゃくちゃかわいい

・マナー動画から即あの富士山になってしまうの見慣れなくてワタワタする

 

 

 

オープニング

・急なホラー??!?!ってなって戸惑った あれは幻覚なのかな それだけ消耗してるってこと…??

・途中までぜんぜんわからなかったんだけど、とりあえず今この時代の、この時勢に生きている子で、その子が滝沢歌舞伎にふれて感情が揺さぶられて…ってことでいいのかな いいよね…?と思いながら見ていた

・未来都市、予告の時点では衰退してるのか発達してるのかわからなかったんだけど、発達してるんだね

・海飛び込むの??!?!ってもうなんか最初からつっこみが追いつかない

 

 

 

ひらりと桜

・ほんとうにあのはじまりの音だけで気持ちが高まる すばらしいなあって思う 音源がほしい

・桜の量には圧倒されるけどほんときれいなんだよな〜〜…あの衣装のひらひら舞うかんじ 桜の精みたいで

・2D.2D.見たときも ふっかさんの表情や動きに目を奪われていたのだけど やっぱり映画でもそうだった

・けどやっぱり、この歌はこの舞台で歌われるものなんだな 表現されるものなんだ とも強く思って 今回は映画というかたちではあるけど、このひとが、このひとたちが、ここでまたこの歌を歌えてよかったと本当に思った

・なんかもう最初からきもちがウワーッとなってしまって このひとはやっぱり舞台に立つひとだ、表現して生きていくひとだ、と思ったらたまらない気持ちになった…

・ひたすらにきれいなものを見ると人って泣くんだなとかいまさらみたいに思う 初日も2回目も気付いたら泣いていたので…

 

 

 

九剣士

・最初から最後まで格好よかった すばらしい

・こーじくん、あとからもほんと何回も思うのだけど めちゃくちゃお芝居が上手!!!あの目だけ、視線の動きだけで、たくさんの感情を乗せられるところとか すごいな〜って思う

・ひとりずつ特徴が出ててよかったな 演出がぴったり噛み合っていたというか このへんはパンフにもお話載ってたからあとでまたしっかり読みたい…

・だてさん、体の重みが伝わるのがほんとにすごいな〜と思って 殺陣で、実際には全部当てているわけじゃないんだけど、切ったり刺したり、抜いたり、って動きの重さ 体を使っている感覚 がダイレクトに伝わるかんじ

・しょっぴーの案外雑というか残酷なかんじの切り方めちゃくちゃよかったな…真下に突き刺して抜くやつとか…

・さくまくんの二刀流すごかった あとなんか人の上をばって飛ぶやつ なにこれ?!ってなった

・後半でふっかさんがおもっきり相手の腹に斬りつけてからにたあって笑うとこがあって あそこめちゃくちゃツボすぎてウワ〜!!ってなった えっ笑うのそこ…??と思って…

・戸板ばったん、まじで高いな…??てなって見てるこっちが怖かった あれもほんとどうしてできるのかわからない…

・あそこって 相対するひとが大きく見える、ことの表現なんだろうか それだけの強さというか

・あべちゃんの舌打ち!!!!!

・結局このひとたちは善なのか悪なのか 割と好戦的な笑いかたをしている人が多いし案外悪なのか?とか思い始めると収拾がつかなくなる 誰かにとっては善でも誰かにとっては悪だし…

 

 

 

変面

・何回見ても何が起きているのかわからない変面

・動きが優雅〜〜となってとにかく惚れ惚れ見てしまう うつくしい

・光がきれい まばゆい

・ここだけじゃないのだけど バレリーナのかたや他の方々、本当に第一線の、すばらしい技術を持ったかたのパフォーマンスもあわせて見られるの、ほんとに贅沢だな…と思う

 

 

 

Maybe

・もともとすきだけど映画版は映画版で好きになった

・らうちゃんほんと、圧巻 息を呑んで見てしまう

・ふっかさんもあべちゃんもきれい〜〜…声も歌もすき…

・このあたりでつくづく 映画館の大スクリーンにばーんと映し出される自担 の破壊力に思い至ってヤバ…となる

・らうちゃんの衣装白、ふっかさんあべちゃん黒で、照明が紫と緑 なんかすごくすきだったな〜シンプルだけど映えるかんじ

・ゆるい衣装めちゃすきだな…と思ってまじまじ見てしまう

 

 

 

My Friend

・星空がすごい

・しょっぴーの歌、ほんとすてきだな 聴きいってしまう 詳しいことはぜんぜんわからないけど、本人の中で自信がついて安定したところもあるのかなあ 迷いがなくて遠く抜けるかんじの声、響きだなあと思ってすごく好きだった

・だてさん、なんかもうすごすぎて、すごいんだけど、何が起きているのかはわからない なんで出来るんだろう… 体がしなやか 自分の力、体だけでやってるんだよな…と頭では理解してるはずなんだけど

・最後の えっ落ち…??!だてさん!?!てなるのと、しょっぴー??!助けてあげて?!って気持ちでもうめちゃくちゃ

・しょっぴーのあの 目を伏せた痛切な表情、がすごいな〜と思って あと一瞬左目の下あたり?が痛みを想像したみたいにぴくって動いた気がして

 

 

 

組曲

・はじまりの スイマーのかた、バトントワラーのかた、をはじめとして みなさん美しい…てなって目を奪われる きれい

・人ってこんなに動けるんだな…ていうのをいちばんに思った あんまりにもすごくて、自分とはまったく違うもののように思える

・踊っているのを見るとこっちもしんどくなってくる けど目は離せない 見ているしかなくて、見届けなければならない、ような気持ちになる

・このあたりほんとに苦しい 集中して見すぎて ここまで力を注いで、没入して、ってこと、自分は今までに一回でもあっただろうか、とか考えてしまう

・途中から雨まで降ってくるの、ほんとにもうやめてあげて!!みたいなきもちになるな…

・最後の苦しそうなの いやほんとどれだけ辛いのかとか想像もつかないんだけど これだけの力、これだけの表現、を同じ人間がしている、のにめちゃくちゃびっくりする 違う存在みたいだ

 

 

 

五条大橋

・さくまくん語り部(?)似合うね!!

・なんだろう めちゃくちゃいまさらだけど舞台映えすると言ったらいいのか 朗々として、芝居がかった言い回しがしっくり馴染んで こちらとあちらを自由に行き来できるひと、というかんじがする

・ひかるくんつくづく似合うな…しっくり…

・最後 さくまくんだったの??!?!ってなって ああ〜〜…なるほど…してやられた…みたいなきもちになった いやすごくすきだこの演出…

 

 

 

腹筋太鼓

・はじまりの、気合入れ?みたいなやつ 何が始まるんだと思って最初めちゃくちゃびっくりした

・なんか いや絶対ないんだけど もし自分がこのひとたちの中に入ってやれって言われても無理だな…という気持ちになってしまう

・叩き始める前から表情が険しいの、ほんとにこれめちゃくちゃしんどいんだろうな…と思って ここも見ててうう…てなる

・そんな中ひかるくんの安定感がすごい さすがだ

・何をやっているのか というか 何でこれをやっているのか はほんとに何度考えてもぜんぜんわからないんだけど(すみません)でもほんとにすごいのはわかる 熱量とか 迫力とか 多分やっている人も一度はなんだこれ?ってなったと思うんだけど そういうのを超えて今ものすごいパフォーマンスをしていることとか

 

 

 

Make It Hot

・急にくるからめちゃくちゃびっくりして反応が一瞬遅れる

・蛍光ペイント衣装!すき!

・ひとりひとりちょっとずつ違うの見ていて楽しい ふっかさん、首のもふもふ、あったかそうだな…て思ってしまういつも…

・カメラワークすごくすきで あの真ん中にカメラが入ってぐるっとひとりずつ撮ってくの 臨場感?でも実際の舞台では確実に有り得ない視界で 映画だからできることだな〜って

・あとほんとちょっと あのひとたち見上げる視界、迫力がすごい 圧倒される

 

 

 

Crazy F-R-E-S-H Beat

・白ホリに黒の衣装!かっこいい〜〜

・大スクリーンで観るCFBめちゃくちゃいいな………

・元々シングルのカップリングなんだもんな と思って でもこうして映画館で見てるのすごいな…

 

 

 

Black Gold

・かっっっこいい!!!すき!!でも音源はない 全体的に音源がほしい…

・ちょっと荒れた背景に白基調の衣装、でメンバーカラーの照明 ひとりずつの個性 すごーくすきだ…

・色味が割とグラデーションで変わってくかんじなのもすきで さくまくんピンク→こーじくんオレンジ→だてさん赤→しょっぴー青→あべちゃん緑→ひかるくん黄→めめさん黒→ふっかさん紫→らうちゃん白

・一回聴くとわりと耳に残るね と思って 中毒性がある

・ひとりずつ衣装のテイスト違っててでもしっくり馴染んでてすてきだった だてさんの長い丈すてきだったな ふっかさん上着ちょっと素材が違う?グレーがかって柄も入ってた

 

 

 

五右衛門ZERO

・歌舞伎とアクロバットだったり衣装のちょっときらきらしたかんじとかジャニーズっぽさみたいなものの融合と思って こういうのどうやったら思いつくんだろうな〜〜ってなる

・けどなんだろ、紛いものではなくて、正統な歌舞伎をきちんと尊重して、出来うる限りの力でそれに沿うようにしている、のがわかって ほんとにどれだけの努力をしてるんだ…と思う みんなすごいな…

・だてさん、九剣士でも思ったけど、やっぱり体の使い方が本当にすき きちんと地に足のついた、正しい動きかた ここではさらに歌舞伎の、ほんとうの動き、というものを強く意識してるんだなというのが(詳しくないなりにも)感じ取れる気がした

・岩本!宮舘!向井!ってあれ、めちゃくちゃ聞いていて気持ちがいい

・刀投げ、あんまりにも美しくあっさりと成功しているように見えるけど、実際にはどれだけの難しさとプレッシャーがあるんだ…と思って 想像するのも難しいくらい ほんとにすごいな

 

 

 

男と女の舞

・めめさんだ!!ってなって 雑誌とかで知ってはいたのだけどこう見るとほんとインパクトがすごい…

・あべちゃん、めちゃくちゃきれい 美人

・あの、めめさんがあべちゃんの輪郭のところに手を触れさせるの、お化粧してるから当然なのだけど、肌の色の違い…となって ああいう表現すごいよな〜って

・さくまくんほんとにかわいい めちゃくちゃにかわいい

・しょっぴー登場のとこ、別におかしくはないんだと思うけど、でもなんかふふってなってしまう 下から出てきた!!と思って

日舞?こういう動きも生半可では出来ないものだろうけど やってるんだよな〜…ってほんとびっくりする どれだけの努力、と思って

 

 

 

総踊り・花鳥風月

・ここコントラストの具合なのか ほんと夢ってかんじがして 鮮やか

・曲調の影響もあるとは思うのだけど 手放しで明るいかんじでなくて、儚さとか、切なさ、みたいなものも感じるなあって思う 美しいんだけど、その美しさって一生続くものではないというか 消えるからこそ美しいみたいなものもあるし

・すのさんたちの衣装が黒基調で、肌にも墨?黒で何か描いてあって あれめちゃくちゃすきだった

・背景の白に黒が映えて それこそ何か書きつけるみたいに見えるからかな 彼らが刻んでいくんだなと思って

 

 

 

鼠小僧次郎吉

・はじまりのあのシュールさ………

・うちわ、グッズにならないかなあというきもちがすごい

・前から思っていたのだけど、世界観とか笑いがちょっとメタなかんじなのが毎回ふしぎ これまでの歌舞伎を全部見られていないからあれなのだけど、ずっとこういうかんじなのかな…

・衣装にしろ言葉遣いにしろ、時代劇のようでそうでもない、ってかんじが面白いよな〜って

・鼠さんのお葬式を遠巻きに見てる新吉、ひかるくんのあのたたずまいめちゃくちゃすき

徳俵さん思ったよりお年が上だった

・お丸さんの動きにポヨンポヨンした効果音ついてるのめちゃくちゃかわいいな〜…!?!あとからあべぞうにも同じ音がついていた 同じ括りなのか…(??)

・二代目鼠小僧募集のとこ、ブラックじゃねえか!って言うのやたらツボ

・官兵衛、ほんとに怖い こーじくんめちゃくちゃお芝居上手だな〜もうずっとすごいなって思って見てた 顔半分でしか笑わないかんじとか 目だけぎょろぎょろしてずっと醒めてたり 怖くてぞっとしたもんな…

・半兵衛の楽しく狂ってるかんじもよかったなあ めめさん、無邪気に笑ったと思ったらいきなり真顔になったりするの、切り替えがすごくて 感情のブレをすごく出すなあって

・半兵衛、以蔵の裏切りのところの、ケラケラ笑ってそのあとすっと目から光が消えるの、ほんとにすごかった

・以蔵、今このらうちゃんだから出せる、成長途中なかんじとか、揺らぎ、みたいなものもあるのかなあと思って めちゃくちゃきれいだったな〜…

・金さん銀さんのあのかんじ、なかなかふしぎ 急に入ってくるからほんと息抜きになるけども あのいきなりデレのスイッチ入る銀さんとかどう処理していいのかわからなかった…

・あべぞう、ほんとにいいシーンに大体いる!あとお丸さんに大抵付き添ってて、お丸さんの、いつでも気丈でいないと、みたいなところを解す存在なのかなあとか勝手に思って見ていた あべぞうには素直に話しかけてるかんじがしたから

・最後の水どばーってなるとこ、なんか楽しくなってくる どれだけ出せるかみたいな 段々何が起きてるか混乱するんだよな…

・最後の決闘の舞台、石神井の森・滝野川の渓谷って言ってる?よな?と思って あそこそうだったんだな…(東京の端の方になじみがあるので勝手にテンションが上がった)

・ばーんって水の向こうから飛び込んでくるだてさん迷いなさすぎてめちゃくちゃ格好よかったな…

・梯子のとこ のぼってきたひかるくんがらうちゃんにこくんって頷いてみせるのほんとにすき

・鼠小僧はたしかに誰かを救ったんだと思うんだけど でも彼のやり方が全部正しかったかというとそうじゃないだろうとか、そのまま彼に成り代わることに意味はあるのかとか、でも人の心理としてそういう存在がほしいのはわかるとか、いろいろ考えながら見ていた 鼠さんには誰もなれないんだよね できるとしたら彼の意思、意志を見つめて、自分なら何ができるか考えて、行動に移していくことだけで

・そのあたりを新吉はずっと考えていたのかな 以蔵も 鼠という存在があって、残された自分たちはどう生きるべきなのか

・誰かに救いを求めるのって簡単だけど、いつだって助けてもらえるわけじゃないし 立場が変わって、救いを求められる人からしたらほんとに勝手な話かもしれないし(そこまで面倒見切れないよ、みたいな)結局のところ自分でちゃんと生きていかないといけない 決めていかないといけない

・とか そういうのって あの世界に限った話でもないな と思って 彼らがあれを演じることで、彼ら自身何か感じるものもあるのかなあとかぼんやり考えていた

・それにしても最後はどう捉えたらいいのかいまだにわからない もうちょっと落ち着いて考えよう

・12/17 3回目を見て やっぱり誰かにとっての救いだとか犠牲だとかそういう話に思えてならない、という感覚

・鼠という人間 鼠という救い その日の暮らしに追われて生きるのに必死な町民たちからしてみれば、苦しいときたまにでも驚きや喜びをくれる存在である鼠はたしかに救いであったろうけど でも鼠は鼠だし鼠の代わりには誰もなれないんだよな〜… どうしたってそういう存在が欲しくて求めちゃうけど

 

 

 

WITH LOVE

・ほんとにこれを聴けて、見られてよかったな〜と思った 最後の曲としてほんとにすばらしい じわーっと胸が熱くいっぱいになった

・おそらく今年、この状況でなければ生まれなかっただろう部分 歌ってくれて、伝えてくれてありがとうと思うし これを歌っている彼ら、すのさんだけでなくて他の演者の方々 何かを表現して生きている人たちがほんとに早く前のようにパフォーマンスができるようになればいいと思う なってほしい していきたい

 

 

 

エンドロール

・も〜〜ほんとにめちゃくちゃしあわせ 最高 と思ってずっと見ていた すてき

・一回画面の外に出ちゃったふっかさんを引き寄せるらうちゃんも、困り眉な表情で戻ってくるふっかさんも、ほんと、ほんとにさ〜〜…

・あの ひとりずつカメラにポーズとるの ほんとに大好き

・客席に座ってみんなわーって映るのも WITH LOVEからもうずっとだけど、ほんとに、こうやって表現して生きていくひとたちに、早く満席になった客席を届けたいなあと思う

・CFBを踊る江戸の町の皆さん、面白すぎた 真面目にやってるのほんとにツボ

・最後の青いひらりと桜 えっなに?!?ってなった

・12/4 帰路に書いていたこと 原文そのまま↓

青い薔薇(薔薇なのかわからないけど)の花言葉は 元々「不可能」とかそういうものだったのが「夢かなう」になったんだよなあと 最後のみて いちばんにそれを思った

舞台があっていまこうして映画になって 舞台があってこそだけどこれは舞台ではなく でも、と思って こういう年でなければなかったかもしれないこと

生で見られないことは パフォーマンスできないことは たしかに今までのいろいろなもの、直で感じる熱や興奮や、というものを薄れさせたかもしれないけど でもなくなりはしないんだよなあって かえって焦がれるばっかりだ いつか絶対生で観たいな

そうして今ここでこうやってこれを見られてよかったなあとほんとに思う 途絶えさせないという意思 届けるという意思 抱えきれないくらいの感情を抱えて帰る、忘れられないんだろうな、忘れたくもない