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短歌と感想ほかまとめ

log:202401 アイドル短歌

0101

何度でも巡り合うだろう(怖くない)いくらも前に振られた右手
過去はもうないし未来はまだなくて現在地だけ確かめていく
願うより先に叶うよ、叶えるよ 降りそそぐのはいつもひかりだ



0108
末澤誠也(PRIDE)

その辺に放っておかれた額縁の埃を払え 錆びちゃないだろう
ひび割れた鏡の中の誰かには顎を上げろと叫んでやった
雷鳴を 何回だって轟けよ絶対膝をついてやるかよ


正門良規(復活LOVE)

さよならのかたちに動く唇のやわさは終ぞ そうでしかなく
きみはもうどこにも行かずおかえりの言葉は二度と意味をもたない
言いかけ、てやめる冬には吐く息が色づくことを幸いとして



0110
祭 GALA

大げさと笑われようと板上でなければもはや息もできない
きみに降る花も雨滴も祝祭の 光の渦のただなかにいた
白色の埃は美しく回るはじまりのおわりおわりのはじまり



0122
Snow Man
デビュー4周年おめでとうございます!

痛くない、はずない傷もそのままに光は遠く彼方から来る
ふざけてるふりでこっそり撫でたのはたった今までそこにいたのは
無敵って口パクで言うおまじない真っ直ぐずっとライトが灯る
渡せないものがこの身にひとつだけ(仕損じるなよ)息を吸い込む
むずがって泣いちゃわないで目をあけて怖いことなら消しておくから
雨じゃなく晴れを集めて君にって理屈じゃなくてそう思うんだ
珍しい色した雲を見てふっと連絡をする それだけでいい
右足をはじめに前へ、歩き出すリズムは鼓動そのものだった
叫ぶよりもっと豊かにほがらかに大好きだって全身で言う




0124
KANJANI∞ 20FES 〜前夜祭〜

光っててほしくてごめん光ってることをよすがにしちゃってごめん
この歌のここのフレーズ聴きなれているのはあなたじゃないってだけは
走ってく どうしようもなく走ってくリズムをそれでもいいと思った



0129
お題:アダムとイヴ(関ジャニ∞横山さん・大倉さんユニット曲)

過ちであるとわかって手を離す美徳といえばそうなんだろう
半分に割った林檎を渡すのは、いつからだろう、貴方ではなく
せめてもの餞として一度だけ身もだえるほど欲しがってくれ
ぐらぐらと煮えたぎるのは糖蜜の はたして罪はわたしが犯す