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短歌と感想ほかまとめ

2024-01-31から1日間の記事一覧

log:202401 短歌

0101 花吐き病 泣くよりも先に気配がやってくるときの正しささえ沈丁花 誰からも見られずに咲く立葵 手折ったときがいっとう好きだ 花びらが気管に入り粘膜の味がどんなか分かんなくなる 正解を知らないままのきみが塗る金木犀のハンドクリーム ほっそりとし…

log:202401 アイドル短歌

0101 何度でも巡り合うだろう(怖くない)いくらも前に振られた右手 過去はもうないし未来はまだなくて現在地だけ確かめていく 願うより先に叶うよ、叶えるよ 降りそそぐのはいつもひかりだ 0108 末澤誠也(PRIDE) その辺に放っておかれた額縁の埃を払え 錆…