20220803
Snow Man「なんだこれ!?」
人間のにおいがしてる 供された料理へ伸ばす箸の絢爛
絡ませた小指はどこに消えたのか生憎これはおれの血じゃない
重たげに瞬くネオン現世でもっとも明るい夜へようこそ
20220804
Snow Man「JUICY」MV
円卓についたぼくらが平らげてゆくのはこの世にあるものすべて
物騒なこともしたいね(なんて、うそ)かろやかに吹く夜の口笛
目の前で踊ってあげる その代わり何が欲しいか言ってごらんよ
20220805
J31Gate「童話」提出作
Snow Man 深澤辰哉
だいじょうぶ、だいじょうぶって繰り返すきみの声ごと抱きしめている
林明子「こんとあき」より
童話というお題に対して少し広い括りというか、子ども向けのお話、絵本、という範疇で作っているので、出すかどうか最後まで悩んでいた。ただこのお話は、創作する上でかなり影響を受けているものなので、折角なら、と思って提出することに。
不安なときも、心細いときも、こんが繰り返し伝えてくれる「だいじょうぶ、だいじょうぶ」という言葉を、この人も今までに何度となく口にしてきただろうという思いと、この人にも伝える誰かがいてほしい、いるはずだ、という祈りを込めて。
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Snow Man ラウール
赤い靴履いてる僕をかみさまが咎めたとして踏んだステップ
アンデルセン「赤い靴」より
小さい頃に読んだ中でもかなり印象に残っているのがこの物語。ひたすらに恐ろしく感じる内容だったけれど、どうしようもなく惹かれるところもあり、何度も読み返していた覚えがある。
物語の解釈からは離れてしまうけれど、滝沢歌舞伎ZEROの「Maybe」で見た赤い靴と、何かに突き動かされるようにして踊る彼の姿は、自然と思い浮かんだ。彼の足や全身は、物語で描かれたものとは違い、自らの意志で動かされているものだけれど、人の目を奪い惹きつける、という部分ではどことなく重なるのかもしれない。
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関ジャニ∞(人魚姫/未提出)
砕かれた月に見惚れる人間のそばから消えたきみは正しい
20220812
Snow Man 深澤辰哉・阿部亮平
入所18周年
2020〜2022年分をまとめたもの
ひかりあれ、告げられた日を覚えてる足元の影がやけに濃かった
板上で生きるあなたへ降り注ぐひかりは遠く夏に生まれた
夏の日のひかりも数多のステージのひかりも瞼に焼きつけ生きる
懸けること決して思考を止めないで進歩することそれが契約
指きりをしよう今日よりよい明日へ痛んだとして足は止めない
絡ませた小指の重さを知っている ここに立ってる僕が最適
20220815
アイドル短歌25のお題 6「声」
きみの顔見て好きだって言えないのピッチもラジオもおんなじだった
やさしいと形容されたこの声ですっかりだめになってほしいよ
ぼくのこと呼んでるひとがいるのならすぐに行くからそこで待ってて
20220824
アイドル短歌25のお題 22「時」
開演は昼の十二時 おしまいの気配はいつも光に満ちる
アイドル短歌25のお題 ひと揃いはこちらから↓
20220827
アイドル短歌25のお題 3「星」
駅までの道にライブの会場にぼくのカメラの真ん中に星
20220828
Snow Man 深澤辰哉
GINZA(習作)
まだ少し今日は暑いね 笑いつつきみはいつでもおんなじ熱で
何も身にまとわなくとも仄白くうちから滲むきみの心音
この生地が守りたがりで怖がりなきみを包んでくれますように
20220830
Snow Man ラウール
TGC オリジナルビジュアル「新生」
よく見てて。僕が自ら殻を割り、はじめに何を知るかも決める。
頚椎を伝った先にあるはずの尻尾は昔に置いてきちゃった。
新しく生まれるのなら羽が欲しい。丁度ここなら場所が空いてる。