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短歌と感想ほかまとめ

雑記:映画 おそ松さん

  • おそ松さんという世界の中の これは実写映画の世界線、ていう、ある種パロディなので 結果すっと観られたかな〜とか(こういう世界、こういうパターン、みたいな)元の作品が幅広くいろんな世界観を受け止めてくれるからできることだな〜と思っている
  • 映画おそ松さんの笑いってかなりメタ的だな〜と思って そもそもこの映画自体が「おそ松さん」という作品を元にしたパロディというか、実写映画という世界線、てかんじなんだろうなあとか
    最初と最後にある実写化やりにくいみたいな会話も 最初の アニメのおそ松さんたちが実写のおそ松さんたちを紹介するのとかもめちゃくちゃメタというか 普通に考えたらぜんぜんわかんない状況だもんな…
    けどすべてパロディと言えば成立はする いろいろな世界線があっていいからこそ成り立つよなあと思う
    あとそれぞれ分岐していく物語も全部なにかのパロディであって たとえば恋愛パートのところとか、恋愛映画あるあるみたいなものが散りばめられてるし
    カラ松とピリオドの世界線も、ああいう映画にお決まりの流れ(と、それを乱すカラ松の言動)が再現される→うまくいかない、で笑ってしまう この笑いもメタだよなって
    ていうことを考えたときに これ元ネタがわかるとより楽しいんだろうなと思って
    あと反対に、元ネタだったり、日本のこういう映画とかドラマとか、お決まりのネタ、流れ、みたいな 文化圏といったら大袈裟かもだけど そういうのがわからないと???ってなるよな〜と思ってた
    それと 演者がわかるとより楽しいというか おそ松さんたちを演じているSnow Manがそれぞれどういう人なのか、がわたしとかまあファン層はある程度知っているわけで
    そうなると自分が知っている彼らを重ねたり、逆にイメージにないなと感じたりして それもまた楽しいってなるところがあるけど これもメタなかんじ
  • 6つ子全員が、意識するしないに関わらず自分のいる世界に浸っていつまでもその物語を続けようとする、ていうの 冷静に考えるとおそろしい話だよなと思う まあ基本ギャグだからそこまで考えなくていいんだろうけど
    終わらない物語 覚めない夢 あと話の通じない怖さみたいなの おかしなことは言っていないはずなのにこちらが狂っているように錯覚する
    物語を続けようとするのが意識的か無意識的かっていうの みんなそれぞれ続けようとはしてるんだけど、露骨に意識して続けてくのがおそ松なのかなと思って
    チョロ松一松トド松は終わらせ師の思う通りに進むときもあるけど、おそ松にはそれがない し、おそ松からもかなり介入してくる
    (カラ松も無理くり続けさせてはいるけどなんかおそ松のそれとは性質が違う気がする)
    十四松も特殊というか 物語の方向性を大きく変えるときには大抵十四松が影響しているけど彼自身何かしようとしているわけではない と考えるとちょっと6つ子の中では違うのかな
  • あとシンプルに、終わらせ師にぜんぶ持ってかれたしほんとに天才かと思った 渡辺翔太はずるい だてさんも強い あべちゃんも普通にぶっ飛んでる しょっぴーの「終わらせ師ィ!」「ハイ!!!」のとこ好きすぎて思い出すだけで新鮮に笑える
  • 以下全部ふかざわさんの話
    ふかざわさんのどっかいってる目つき、ぶっ飛んでる人間としての振る舞い、をこんなにたくさん見られることあるか…?と思ってめっちゃ滾ってた 何にでも染まれる人だと思ってるので極端な役をやってくれるとうれしくなってしまう 
    役柄というかむしろ彼が入っていったあの世界線?ストーリー?における彼の立ち位置とか言動が好きだったのかもしれない なかなか見ない(けど見たい)ところを見られたな〜と デスゲームとギャンブル…
    いい具合にみんなぶっ壊れててよかった わりととんでもない役柄をやってほしいと思いがちなので…(ブチっと切れた状態の演技をまさかこういうかんじで見るとは予想してなかったけど)
    普段まあやらないだろうなあと思ってるギャンブルとかそういう癖のあるものをまさかこの人たちが、ていう驚きと喜び
    あそこのストーリーが個人的に一番好きだった あべちゃんもらうちゃんもめっちゃよかった 彼らの普段のかんじをイメージしていると相当大きく裏切られて、ああでもこの人たちのこういうところ見たいよな〜ってなる感覚
    あと単純に割と話が進んでる感があるというか 他がほんとに大変なことになってるのに対して結構きちんと筋が通ってて(?)でもやっぱり訳わかんなくもあって チビ太もいい具合にあの世界に入り込んで影響を及ぼしてて
    一松がダイナマイトに火をつけるところが好きで あと爆発してからみんな痛がって動きが鈍いのに一松は楽しそうに笑って地面を転がってるの あれぶっ飛んでてよかった ときめいた ときめきと言っていいのかわかんないけど