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短歌と感想ほかまとめ

雑記:日食なつこ ドリップ・アンチ・フリーズ Tour(横浜 1000CLUB)

  • 「峰」、CDで聴くよりもさらに実感として、この1〜2年でなくなってしまったもの、もう元には戻らないものが頭に浮かんで 取り返しのつかなさと、自分は何かをできたのか、ぼんやりしていただけなんじゃないか、ということを思って 泣いたってしようがないのはわかっているけど、喉の奥が痛くなった
  • 聴いた場所、ライブハウス、そもそもライブ自体また、「峰」で歌われる喫茶店と同じく、なくなった存在で でも今そこにいる、目の前に音楽がある、日食さんがいる、まわりにも人がいる、気配が伝わる 言葉を交わさずともそばに人のいることもまた喫茶店の特性と同じだ とか 考えたからなのかも
  • ライブで手拍子をするもしないも、踊るも踊らないも(迷惑にならない範囲で)自由であると思っているのだけど 昨日特に、手拍子のリズムも音量も、音楽を聴きたいな、ここはこれくらいがいいかなあ…というニュアンス?が全体に同じなように感じて あれがとても居心地よかった
  • お隣のかたがはじめからずーっとちょっと泣いてらっしゃったみたいだった ちょっと離れた席のかたは、かなり盛り上がって聴いていたけど「音楽のすゝめ」のときだけ涙をそっと指で拭われていた どちらもそうだよなあと勝手に感じて こうやっておんなじ音楽を聴けるっていいな…としみじみ思った
  • あんまり声を出すのが得意ではないので 元々手拍子も拍手も自分の感情をあらわすのにはかなり向いている方法ではある、んだけど こういう状況になるとよりその傾向が強くなるなあと思う とにかく何かを伝えたくって手を叩く
  • なかなか鳴りやまない拍手を聴きながら どれだけ叩いても伝えきれないような気がするなあとか この音が止んで、ほんとうに終わってしまうことのさみしさ とかを考えていた ので、終わって、また始まって、を最後に感じられたの、すごーくうれしかったな
  • MCで このツアー、ほんとのところ結構つらかった、最後まで走り抜けられるのかもわからなくて…というお話を聞きながら ほんとに、ライブができないことも、あるはずだったライブがなくなることも、一度始まったものが途中で潰えることも、全部あったことで、あり得ることで、その怖さやつらさは、ライブに参加する側もそうだけど、ライブを作る側だってもちろんあるしより一層怖いだろうなあと何度目か思って ほんとに完走できてよかった、今ここでつらかったと言葉にしてくれて、それを聞けてよかったと強く感じた ほんと最後まで続けられるって当たり前じゃないんだよな…
  • あと みんなつらかったよね、と 何より自分自身に大きな拍手を、と そう言ってもらえて、ああやっぱりつらかったなあと思って つらかったけど手は抜かずにきたと思うし、こうやってもっともっとつらくてでも走り続けてきたひとが目の前にいて、その姿をまっすぐ、何も恥じずに見られてよかったと思った
  • 木川さんの音の、手ざわりがやわらかいかんじがとっても好き 地に足のついた感覚というのかな 心地よく馴染んで安心する 日食さんの音と合わさったときに、よく知った曲が違った雰囲気になって、さらにぐっと生活に寄るというか、すとんと自分の中に落とし込めたかんじ…
  • 「seasoning」が特にかなあ 感情のイメージはずっとあったんだけど 光景というか、その場の雰囲気や温度や人の気配も含めて、実感としてさらに掴めたかんじがする 「HIKKOSHI」も元から好きだけどより好きになった
  • 「音楽のすゝめ」は個人的にいろんな思い入れがありすぎて どうしてもぐっと胸に迫る、苦しくなることもある曲だけど 日食さんも木川さんもどちらの音もほんとうにすてきで、ふたりの姿がうれしそうで それを聴けて、見られて本当によかったと思った ずっと大好きだ
  • よりかかるんじゃなくて、一方的に縋るんじゃなくて、まっすぐ立つ、ちゃんと歩く、自分の目で見て選ぶ、好きなものをちゃんと好きでいる そうすることが自分にも自分が好きになった人にも誠実になるはずだ、そうしたい、と思った コンテンツとの距離の取りかた含め
  • 投票のはなし あんなにメドレーで聴けると思わなくって 特大のプレゼントをもらったきもち ほんとにうれしかった!本編が終わって、アルバムのお知らせがあって、もうそこまででも充分うれしくってひたひたになっているのに なんだかもう笑ってしまった、しあわせすぎて
  • おかえり!って叫んだ日食さんの声を聞いたとき思わず息を呑んだ 「ログマロープ」を聴けるってまさか思ってもなくて、嘘みたいで、びっくりするくらい手先が冷たくなってた komakiさんおかえりなさい、ほんとにほんとによかった
  • ほんとに たくさんのものを渡してもらったなあと思ってる 満ちみちて、これでまた永らえる
  • これからもしばらくはライブで声を出せない状況が続くかもしれないけど いつか「馬鹿な僕らでいようぜ」って、「鋼の心臓」って、歌えるのを待っている