20201105
お誕生日おめでとうございます!
少年の眼は決して濁らずにはるか彼方へ向けられている
麗しくあれ、驕るよりみずからを愛し誇っていられるように
魂と呼ばせてほしい叫びともつかないきみが掻き鳴らす声
20201107
2D.2D. 記憶を辿るようにして
怖いものなんてなかった虚勢だと笑うことなどできやしないね
祝福にかたちがあるとするのなら今ここに降る花びらだろう
からっぽの席へ手を振るきみの目はおだやかであり充ち満ちていた
20201110
Snow Man 深澤辰哉
1109 Weibo
しんとして揺れない骨を持っているやわい衣のなかに隠した
重たげに動くまつげが瞬いて作りものめくひとが目覚める
映し込めこの世の色という色をビルの明かりを手始めとして
20201111
Snow Man 深澤辰哉
真夏にもひんやりとした手をかざす身のうちにある熱を透かして
案外と落ちついている声色はかすれたように笑ってみせる
なんだっていいよ何にもなれるから僕はこうしてステージに立つ
20201112
Snow Man 岩本照
1112 Weibo
海底を歩いてもらってきた色と毛先をちょっとつまんでみせる
ゆるやかに上下している瞳にもあおが滲んでいくのを見てた
深くまで潜ったひとを呼ぶかわり幾度か続けてシャッターを切る
20201117
1117 Weibo
手放しで笑ってくれるきみの顔まったき愛の陽を浴びている
だれしもがよりよく生きられますように、祈ったひとの澄んだまなざし
20201119
Snow Man 深澤辰哉
1119 Weibo
イントロを聴いたらすぐに鼻先へ漂ってくる真冬のにおい
曇ってるレンズで写すそのひとが夜霧へとけるまぼろしを見る
コーヒーの減りは鈍くて舌先の甘みばかりが増してしまった
20201126
お誕生日おめでとうございます!
十二時に会おうやなことあった日も変わらずきみは灯す橙
魔術師は何てことない顔をしてこぼれる涙を軽く払った
手のひらを握ってひらくいっぱいに弾ける音を届かせてくれ
20201127
お誕生日おめでとうございます!
寥々とした道を行く恐れなどぼくらの名前を背負えば消え去る
へつらいもおもねりもせず微笑んだきみをまさしく聡明と呼ぶ
いくらでも予測できるよこの雪が世界をすべて塗りかえること